三くだり半

 

ずいぶんとお下品なシャクリ上げができるようになりました。またしても天女が娑婆っ気を出して俗人の真似をしてるというか、実際にはもう天女ではなく、ほとんど隣のお母さんになったすず香先輩ですけど、これはいよいよすず香さんがメタルに、ひいてはBABYMETALそのものに牙を剥き始めた姿だと解釈すべきでしょう。

本人にその自覚があるかどうかは不明ですし、たぶんそんなものはないと思いますが、本人がどう思ってようが、チカラがあるから結果的にそうなってしまう。ポテンシャルが勝手に膨張して突っ込んでいく。中元すず香は、あなたがたのその硬直した凡庸なサウンドプロダクションに正面からケンカ売ってます。「もうあたしにはそんなものはいらない」のです。

歌が曲から完全に「はみ出てる」じゃないですか。

メタルという枠そのものに三くだり半を突きつけてるのに、それを制作側が必死で押し留めている図式ですね。大仰なサウンドプロダクションやギミックがなくても、ただマイク持ってステージに立てばなんとかなることが証明されてるし、ナマ声の巧みな操り方を現場で静かに鑑賞される対象になっているのに、性懲りもなく中元名人の声を加工して「サウンド」の一部にしておこうという未練がましさが疎ましいです。嗜虐的な悦びを感じているのかもしれません。

なんならBABYMETALという名前はそのまんまでいいですから、いっぺん野に放ってみませんか。もういいでしょう。