議席数に応じた中元すず香

断念の美学/未来を捨てた数だけ人は輝く

42

よんじゅにぃ

 

 

ときどき私は間違った音源を聴いてるんじゃないかと思うことがある。

だってSU-METALの歌声はクリアでストレートで抜けのいいとっても美しい声だみたいな言われ方をされるが、それ誰のことを言ってるんですかです。「クリアでストレートで抜けのいい」声の歌手なんか、他にいくらでもいるじゃないですか。

頭が悪いのと耳が悪いのとどっちが先なのかわからんけど、中元すず香の声がそんな澄んだAngelicなもんだなんていっぺんも感じたことないよ私は。周波数のグラフとかそんなのは知らんけど、私にとって中元先生の声は、「にごり成分」が含まれてて、砂利の上を裸で引きずられるみたいに痛い「引っかかり」があって、非常に「邪魔くさい」声であり、なんか嗅いだことのないニオイがするし、「イヤな感じで人間性が丸出し」になってるようにしか聞こえない。

あ、そういう特質のことを「ソウルフル」と言う人もいるな。でも黒いソウルなわけはないから、もっと和な感じで、お茶の濁り成分とか煮干しのダシとか、むしろアクと言ったほうがいい。どこがクリアなんだ。

だから中元すず香にはぜひとも小唄を歌ってほしいと思う。市丸姐さんみたいな、いや中元先生にしか出せない味が生まれると私は確信している。*1

 

 

*1:謡曲にアレンジされた「なんとか小唄」じゃなくて、三味線一本を従えて歌う本物の小唄です。
残念ながら市丸姐さんのこの至芸はYouTubeでは聴けません。 

小唄特選

小唄特選

 

 

f:id:lookwho:20170606083432p:plain