読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

べびーめたる趣味

普段使いのBABYMETAL

もっとイジメて

文章書く気がしないんで適当に喋らせてもらうけど、いまBABYMETAL誕生前だったとして、可憐Girl'sやさくら学院中元すず香を目の前にして、その子に Uki Uki Midnight や Catch Me If You Can みたいな表現ができると思うか。おれだったらぜーっってぇ思わない。でもそこにあえてヘンな曲をぶつけたら、中元さんはYDK(やればできるこ)だった。そしてああいう表現ができた。中元さんが開発されたわけでしょ。セカンドアルバムでもそういうことをドカドカやってほしいわけ。作り手のほうに中元さんと闘う気概っていうか、サディズムがほしいんですよ*1。BABYMETALを中元すず香のソロコンサートにしてどうすんのさ。THE ONE ってなによ。感動巨編はいいけど、べつにBABYMETALじゃなくたっていいじゃん。中元さん一人でいいじゃん。現場でもゴンドラには違和感があったけど、ゆいもあの動きを封じてなにをさせたいのさ。ゆいもあは「象徴としての存在」になったってことかしらね。
なんかTHE ONEのPVが「かんじわるーい」って思うから愚痴をたれたくなっただけ。こういう、「なんか文句言ったらあなたの人間性が疑われますよ」って脅されてるみたいなキレイなものって、表現として反則じゃんとか思うわけ。なあに、なんか中元さんずいぶんカッコいいじゃん、それってどうなのよ、って中元信者のあたしが思うくらいだからね。

 

まあいいや。そんで前に英語の発音がうんたらかんたら言った手前、それについては落とし前をつけなきゃいけないと思うんだけど、今回クリアな音声で "THE ONE" を子音までハッキリ確認した結論からいうと、中元さんはよくがんばった*2。点数でいうと100点中60点って感じだけど、その60点というのは、ただフィーリングだけでなんとなく取った60点じゃなくて、きちんと手順を踏んで学習して確実にものにした60点だということがわかる。フィーリングだけだったらここまでだろうけど、中元さんの姿勢があれば絶対に90点までは行ける。行き当たりばったりの天才肌ってわけじゃなくて、やるべき努力はちゃんと積み重ねる人なのね。現場でははっきり聞き取れない部分が多かったけど、子音はかなり理解してるみたいだから残りは母音ってことになる。母音のほうがむずかしいからな。誰かに教わったのか、自分で勉強したのかはわかんないけど、少なくともいいかげんに言葉を扱ってるようには聞こえない。"Please" がちゃんと言えてるし、"let me know" が、ありがちな "Ret me know" みたいになってないし*3、"We are THE ONE" もきちんとできてるし、ちょっと驚いたのは、"Together" と "Forever" の "er" をへんな巻き舌にして逃げないで、しっかりしたイギリス流の「巻かない」"er" で収めてること(TogetheRRRR みたいなアメリカ流にすると、まっすぐな発声が妨げられるからだと思う)。この巻かない "er" で正確に歌える歌手は、おそらく日本で中元すず香ただ一人であろう*4。歌全体ではアメリカとイギリスがごっちゃになってるけど、できてるところは相当な精度で仕上がってることはわかった。日本人ぽい母音がまだ多いとしても(でも "understand it" の "it" とかはいいです)、誰が聞いてもちゃんと英語に聞こえるからだいじょうぶ。中元さんえらいよ。よくやった。

 

*1:セカンドでは、中元さんがとっくにできるようになってることを、できる範囲でやらせてる。楽曲にイジメられてないから、中元さんにはヘンな余裕ができちゃって、なんか頓珍漢な方向に「闘い」を挑みだした。作り手が腰抜けだから、逆にそういうカワイソウなことになるんだってば。もっと虐めてポテンシャルを引き出すべきだろう。

*2:すまん。いちおう "帰国子女" です。半世紀前の。

*3:美空ひばりの英語の歌が上手かったとか言う慌て者がいるけど、ウソだからね。ヒドイもんだったよ。LとRの区別なんかハナからしてなかったし。ちゃんと発音しようっていう意識があるだけでも、すぅはえらいのそもそも「区別」っていう発想がおかしいんだけどな。元からまるっきり違う音なんだし。そして日本人が苦手なのは「L」のほう。「L」の発音のしかたを明確に説明できる教師がいない。でもとにかく中元さんはすでに弘田三枝子雪村いづみレベルはクリアしたね。すぐに引き離すね。その "姿勢" に惚れるわけだ。でもせっかくそんな姿勢とポテンシャルを持った人なのに、まだ本人の努力に任されてる部分が大きいようすが見える。もったいない。おれだったら日本人のクセをふまえたうえで、1~2週間で99%まで仕上げてあげられるんだがな。発音は勘とフィーリングじゃどうにもならない。発音は「知識」なんだ。ちゃんと「知れば」できるようになる。日本語を教えるのだって、"konnichiwa(クニーチワ)を「こんにちは」に矯正するには、日本語では口を横方向に緊張させないとか、日本語は顎だけで喋る言葉だとか、唇に力を入れたら日本語ではなくなるとかいうことを教えないといけないし、"arigato" は「アゥリィガァートゥ」ではないし、そもそも感謝の言葉として「ありがとう」と言うのは小学生までで、大人は必ず「ございます」を付けるとか、実際には「あ、すいません」と言うとか、順を追って説明しなければならない。でもちゃんと説明すればわかってもらえるのだ。英語だって一つひとつ説明を受ければ発音できる。日本語の発音の特性をふまえて、ここがこう違うんだって示してもらえばわかるようになる。ちゃんと発音できないのは、ちゃんと言葉で方法を教わったことがないから。

*4:ところが喋る段になると、この巻かない er が出てこない。せっかくできるようになったのに。身につかない中途半端な巻き舌は単にキタナイだけである。英語というのはそんなに奇妙な言語ではない。だからSU-METALの発音が早くも「ほぼネイティブに近い」などと言ってる慌て者は、やっぱり慌て者である。この際イギリス流で通せばいいし、そのほうが「スーメタルさま」のパブリックイメージにも合ってると思うがどうなんでしょう。アウンサンスーチー高円宮久子妃みたいな英語のほうがカッコよくね?

f:id:lookwho:20170122001948j:plain