Grooveとメッセージ

丸腰の黒人を後ろから撃ち殺してみたり、寄ってたかって絞め殺してみたり、警官がらみの事件が増えている。

しかしそれは証拠映像が簡単に拡散されるようになっただけで、実際には100年前と変わってない部分も多いんだろう。最近では昔みたいに木に吊るされるようなリンチ事件も起きてるし。

差別がらみの事件の怖いところは、それを引き起こすのが「悪人」ではないということだ。コミュニティの常識を疑わない善人が、なんらかの恐怖を感じたことをきっかけに、ある種の正義感に突き動かされてヤってしまう。

戦争だっておんなじだ。一番残忍なことをするのは、良識があり、"人に迷惑をかける" のを嫌い、社会の規範と上位の人間に逆らわない、素直でマジメな市民である。

だから、政府、新聞、テレビ、自治体、町内会、教師、親戚、おとーさんおかーさんの言うことを無批判に受け入れちゃだめだって、前の戦争で懲りたはずではないか。

日本ではそれも最近は忘れられて、またぞろ売国奴だの国賊だの非国民だの、耳を疑うことを言うやつが増えている。戦前の人は愚かだったと笑ってたのは誰でしたっけ。

そうかと思えば、自由・平等・博愛の彼の国では、風刺にもなってない糞みたいな漫画で人を侮辱して、言論の自由だなどとワメイてるし、人間は懲りないんである。

そんなことを考えたのもこのVoices of East Harlemを聴いたからなんだが、こういう、グルーヴだけで人を感化して人間を信じられるようにするチカラって、いまのR&Bやラップにはないもんな。

それにしても、黒人音楽を紹介する「ソウル・トレイン」みたいな良質な番組が地上波で放送されてたころは、日本にとっても幸せな時代だったんだと思うわ。自分たちとは違うけど、他の国、他の人種にも「優れた文化」と「豊かな言葉」ってものがあるんだってわかるから。「おもてなし」なんてひとりよがりなことを言ってるようじゃ、日本はもうダメだ。

 


Voices Of East Harlem - Wanted Dead Or Alive ...


The Voices of East Harlem Shaker life - YouTube


The Voices of East Harlem - For What It's Worth ...